EV台湾レポート

29 6月

今年最大のイベントでありながら、まだレポートを書いてないのは不味いと思い、2012年も残り2日になってから書き始めましたが、結局年を越してしまいました(*_*;

EV Taiwanとは台湾のEV関連産業の展示会で、Motorcycle Taiwanというイベントも同時開催されました。会場は有名な台北101の直ぐ隣にある、TWTC(Taiwan World Treade Center)というコンベンションホールです。規模的にはインテックス大阪位でしょうか?上記のWebサイトで事前登録しておけば、受付で無料の入場証とパンフレット一式がもらえます。

電動バイク試乗会

僕のインプレキャリア初の海外試乗です(^_^ 国内イベントの定石通り、まずは屋内の試乗コースを目指します。コースはあったけど試乗はやっていないので受付の女性に尋ねると、午前の部が終わって今は昼休みとの事。次の試乗は午後からですが先に名刺を預かりたいというので名刺を渡しました。

実は気になっていたのは、台湾の公道で運転するには日本の免許証の中国語訳(JAFとかで発行しているらしい)が必要なのですが、それがこの試乗でも必要なのかということ。それも尋ねたら「No problem!」日本の免許書の提示だけでOKでした。

先に他のブースを見学してから午後の部の開始時刻に戻ると、受付にもう一人若い男性が座っていました。免許証を見せると「ヨウソコオコシイタダキマシタ・・・」と軽く笑いを取ってから、申込書に記入するように言われました(ちなみに、ここでの会話は基本的に英語です)。

すると試乗票のような紙をくれるので、それを乗りたい試乗車のところで各社のスタッフに渡して、試乗コースに向かうという流れでした(最初はよく判らなかった)。

スタート地点でヘルメットの他に肘と膝にプロテクタを装着しないといけません。何人もの若いスタッフが居て手伝ってくれるのですが、1車種の試乗が終わるとコースの終わりで一旦プロテクタを外さなくてはならず、次の試乗ではまたはめ直しの繰り返しです。最後の方では顔を覚えられてしまいました。

Youtube動画が埋め込まれているので、もし何も表示されなかったらページをリロードしてみてください↓

台湾EVバイク試乗台湾電動バイク試乗

このように、会場が狭く回転の良くない試乗会にも関わらず、さほど混雑した感じはありませんでした。と言うことは客が少ない?インプレについては下の各社のブースのところに記載していますが、次の2台だけ先に書きます^^;

e-ton e-go(?)

日本でも売ってるe-Runnerが同一エリアにあったので、同じメーカー(つまりe-ton)の製品ようです。

ボリュームのある車体に対してホイールがとても小さく見えますが、その割にはハンドリングは普通で切れ込んだりしませんでした。パワーも少なくともこの狭いコースでは不足は感じませんでした。

Action 逸行

台湾EV

試乗したのはミレットの隣にあるモデルです。見た目には割りとすっきりした造形で質感も悪くないのですが、走るとサスのストローク感がありません。こんなまっ平らなコースでそれを感じる位だから、公道で乗ったら一体どんな感じなんでしょう?

ちなみに、ミレットはProzzaの独自商品だと社員の方に聞きましたが、公式サイトにも「Prozza / 美樂哆」とあるので販売権を取って台湾でも販売していると言うことでしょうか?

DK City

日本では電動バイクDBXで有名(?)な会社ですが、サイトを見て分かる通り元々はフィットネス機器のメーカーです。台湾ではこうしたフィットネス機器のメーカーが電動自転車やバイクに参入してくる例が多いそうな。まあ、モーターとかペダルとか構成部品は殆ど同じと言えば同じですけど(^^ゞ

DB Revo

モーターとコントローラが内蔵されたホイールで、自転車のフロントに配線無しでポン付け出来るという代物です。ただ重量が6kgほどあるらしく、自転車のホイールとしては結構重いので、重量バランスや路面追従性的にはどうなんだろうかと。

あと台湾では法律上「電動アシスト」である必要は無いのか尋ねたら、態々日本語の判るスタッフを呼んできてくれました。彼女曰く、台湾でも一応ペダル連動のアシストでないと自転車としてはNGとの事。日本のようにアシスト比が2:1と決まっているかどうかは判らないそうですが(自国の事より日本の事に詳しいとな!)。

dbX

DBX日本でもOverが輸入販売している電動スクーターですが、室内コースで試乗できたのでミニインプレをば。

この日の試乗車の中では多分最軽量だったので、非常に俊敏かつパワフルに感じました。EVなのにCVTが付いていますが、乗っただけでは気づかないほど自然です。スムーズレスポンスならが滑り感が無く、モーターの出力の割りには出だしの力強さはあります。

見た目の質感やデザインの独自性は日本車レベルで、中華系電動スクーターとは一線を画します。ただ30万円という価格は、e-Letsよりお得感があるとは言え、原付スクーターとしては割高に思えます。やはりCVTをやめてコストダウンして欲しかった。

db0

db0日本でも合法的な電動アシスト自転車です。真ん中の水筒のような部分にバッテリーが入っていて、且つ折りたたみのヒンジになっているというポップでユニークなデザイン。

これも試乗できたのでインプレを書くと、ペダルを踏んでからアシストを始めるまでタイムラグがあり、なんか引きずってるような重々しさを感じます。このあたりのアシスト精度は残念ながら日本の製品に及びませんね。

TEPSC

TEPSC TEPSC Fukuta

見た目カッコ良かったが、乗ってみると少々鈍重でした。それもそのはず、総重量が200kgもあるそうな。スーパーバイザーという人がやってきて熱心に売り込んで来ましたが、電動バイクメーカーかと問えばさにあらず「我々の提供するのはソリューションだ」との事。つまり、リアのハブモータ一体型スイングアームとバッテリーのコンバージョンキットを売ってるそうです。

しかし、このハブモータ一体型スイングアームが重そうなので重量を尋ねたら彼曰く「そんなに重くないよ。モーターが20kgで・・・トータル40kg位だ。」って重いがな!

尚、後になってもらった名刺のURLにアクセスしても接続できず、「TEPSC」で検索しても見つからず。同ブースにあった親会社?のFukuta(モーターメーカー)のサイトを見ても製品リストにありませんでした。なのでもうやめちゃったかも。

eeeFUN

eeeefun eeeefun eeeefun

お洒落なデザインが目を引くドイツの電動スクーター。形状は同一ながら、グラフィックをカスタマイズできますよということらしいです。

試乗コースに1台置いてあったものの、ずっとスタッフが現れなかったので試乗は出来ず仕舞いでした。ただ、跨ってみると欧州車らしく足つきの悪さは他と一線を画していました(^_^;)

AEON MOTOR

AEON Trike

残念ながら試乗車はありませんでしたが、造形的な質感をかなり高く感じました。

特に左のトライクなんて本家のPiagio MP3よりすっきりしてて良い感じ。これは試乗してみたかった・・・

右のスクータもヤマハのキューシーに似てますが、単なる模倣ではなく独自のアレンジを感じます。

改装車大賞

芸能人の仮装大賞みたいなタイトルですが、見ての通りカスタムバイクコンテストです。内容的には日本のカスタムバイクの縮小版といったところでしょうか?

改装車大賞 改装車大賞 改装車大賞

リチウムイオン電池

中国系のLIBメーカーが出店するかと思いきや、台湾企業だけだったようです。

PSI

100% made in Taiwan を売りにする円筒形LiFePO4電池。容量あたりの価格を尋ねたら僕の鉄電池の約2倍だったので、「中国製の約2倍くらいかな?」と言ったら「そう、丁度2倍くらいです。人経費が高いので」と率直なお答え。だた、「クオリティーは米国A123と全く同等です」とも言ってました。あまりガツガツ売り込もうとしない品の良いスタッフが好印象。

後で知ったのですが、僕の知り合いでこの電池を搭載した電動バイクを輸入・販売している人が居ました。流石に台湾製だけあって、信頼性が高いとのことです。日本製は高すぎる(というかそもそも売ってくれない)が、中国製は心もとないという人には良さそう。

Amita

こちらはラミネート式のリチウムポリマーです。DBXのバッテリーにも採用されているそうです。

価格は仕入れ量次第とのことで、個人向けには売ってないようです。「あなたはどのような企業ですか?名刺を頂けますか?」とPSIとは違ってアグレッシブ営業でした。

「リチウムポリマーはEVにはちょっと危険では?」と率直な疑問を投げかけてみると、「だからこそ我社独自の技術があるのです」との事。それはSTOBAという技術で、ナノレベルの壁が熱暴走によるセルの短絡を防ぐそうです。

会場周辺

Youtube動画が埋め込まれているので、もし何も表示されなかったらページをリロードしてみてください。

台北 台北 台北 台北

その他展示

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ガールズ

お待ちかねのギャルズですが、日本のバイク系イベントのそれよりは幾分レベルが高いように思いました。ただ皆さん少々お疲れ気味。

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まとめ

殆ど前知識を持たずに目についたものを見ていこうという作戦でしたが、どうもピントが絞れずダラダラ歩きまわった感があります。SYMなど馴染みのある大手バイクメーカーの出展が無く、聞いたことがない中小電動バイクメーカーやカスタムパーツ/電装部品のメーカーが中心だったからかも知れません。とは言え、初の海外イベントで試乗も出来たし、日本とはチョット違う空気やディテイルを体感できて楽しかったです。

尚、このイベントが台湾国内的にもどれほど盛り上がったのかは不明です。と言うのも、台湾はエンジンバイクが先に普及してしまったために、電動バイク人気がイマイチという日本と同じ問題を抱えているようなので。とは言え、台湾は自転車製造では世界最高水準で、モーターサイクルでも日本に次ぐ技術力があり、さらにモーターや電機系のメーカーも多い国。EV開発には絶好のロケーションに思えるのですが、国内市場の大きさと資本力では中国にかなわないと言うことでしょうか?

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One thought on “EV台湾レポート

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