クルマ未来博2011レポート

24 11月

僕のFacebook友達で電動スクーターNOMELの代表である小林さんのお誘いで、愛知で開かれたクルマ未来博に行って来ました。

しかも大阪から応援に行かれる中薗さんを紹介して頂き、彼のクルマに同乗させて頂くという素晴らしい特典付きです。一般公開は11/23ですが、前日にプレスデー(準備デー、関係者懇親会を含む)があり、僕も小林さんの手伝いという形で参加する事になりました。

Facebookのアルバムにも写真の一部を掲載しました。

中薗さんは八尾市でバイクショップMananを最近立ち上げられ、そこでNOMELのバイクを扱っておられます。前職はバイク専門の運送会社(BASではない)で、本業の傍らテラモータースのバイクの保管と出荷前点検もされていたそうです。

その時の苦労話をお聞きして(ここに書くのは控えますが)、これまでテラモータースに対して持っていた大まかなイメージが、強固に補完されましたw

クルマ未来博2011

話が尽きないうちに、カーナビの命じるまま、会場の愛・地球博記念公園に到着。名古屋からかなり東(東名より東)のほとんど何もない広大な森の中ですが、流石にトヨタマネーのお陰か高速道路の支線やモノレールが美しく整備されていました。

敷地は広大で、最初は何処に何があるのか判りませんでしたが、広場にそれらしきマシン達が置かれているのを発見。近づくと、途中で入場ゲートも受付も何もなく、そのまま入れてしまいました。人工芝の広場に、写真で見たことがあるマシンたちがポツリポツリと置かれていて、殆どは誰も居ません(別の所で関係者の集まりがあったようです)。

とりあえず、小林さんにご挨拶しょうとNOMELのテントに向かいましたが、やはり誰も居ませんでした。そこで僕は、隣に置いてあった興味深いマシンの方にフラフラと近づいていくのでした⇓

池戸熔接製作所

池戸熔接製作所偶々会社の方がいらっしゃったので、色々とお話を伺うと共に、周辺でちょこっと試乗もさせてもらいました。地味な社名ながら、出品したマシンはどれも個性的で、一般公開日の注目度も高かったです。

ただ惜しむらくは、会社のウェブサイトが無いこと。頂いた名刺にはURLが記載されているのに、そこにアクセスすると「新しいサイトへようこそ! – サイトの設定方法」などと出てきます。どうやら、ドメインを取ってレンタルサーバとも契約したが、サイトの中身が全くできていないという状況のようです。

2輪駆動Eサイクル(勝手に命名)

2輪駆動

上の写真の手前にあるのは電動アシスト自転車ですが、こちらは同じフレームながら、前後に240Wのインホイールモーターを搭載した原付です。ところが、最高速を20km/hに制限しているため、ウインカーなどは必要なく、手信号でOKとの事。殆どの人は知らないけど、そういうセグメントがあるそうです。もっとも、原付には違いないので、免許、保険、税金、ヘルメットは必要です。

乗った感想は、先ず自転車のようなルックスなのにペダルはなく、ステップ(結構太い筒)に足を載せる事に最初戸惑いますが、走りだせば違和感はありません。ポジションもハンドリングも至って普通のミニベロ風です。

この人工芝の上ではスタートで前輪がホイルスピンします。軽いだけあって力強い加速ですが、20km/hに達するとパワーをカットオフするのが残念。このパワーならウインカーを付けても40-50km/h出したい感じです。

前後のハブモータは日本製で、何やらエレベータの回生ブレーキに使うモータだそうです(じゃあスポークを取り付ける穴は自分であけた?)。シートの後ろに積んでいるのは、電動自転車のパッテリーパック2個です。

これを市販したらいくら位になるか尋ねたら、20万円くらいだそうです。まあ使ってるパーツからすればしょうがないかも知れませんが、自転車感覚の乗り物としてはちと高く感じますね。

スーパーモトE(勝手に命名)

ネイキッドE

カブのミッションを流用した、4速マニュアル電気バイク。モータ出力2kWで、重量は普通の電動スクーターより軽いと思われ、実際に走ってるのを見るとなかなか速そうでした。シートは自作のカーボンプレートに発泡ゴムのようなシートを張り、フレームの上に載せてるだけ。

その下の箱のバッテリーパックは、ラミネート型のリン酸鉄LIB。容量は12V*20Ahのパックが4つあり、合計960Wh。「リケン」とかいう滋賀のメーカが中国の工場で作らせていると聞いて、僕も心当たりがあったが、帰ってからパンフレットを確認したら「エレクセル」だった。違うメーカなのかな?

マニュアルハイブリッドトライク(勝手に命名)

HVトライク

HVトライクバリバリとエンジン音を響かせて走っているから「もしや?」と思いましたが、やはりハイブリッドでした。

しかし、普通のHVのようにモーターとエンジンのトルクをシームレスに切り替えると言った軟弱な事はしません。何と手動でエンジンとモーターを切り替えるという男っぽさ。走行中でもガツン!(?)と切り替えられるようです。

現物で確認せず聞くのを忘れたけど、これってモーターは何処にあるんだろうか?写真では判らない。

NOMELカンパニー

僕がうろちょろしているうちに、小林さんたちがやってきました。初めてお目にかかるのですが、想像とは違い(と言っては失礼ですが)、目元涼やかな青年実業家風の方でした。

挨拶もそこそこに、展示してあるマシンに乘せてもらいました。

Compa1.5(写真手前)

NOMEL COPA僕が今まで乗った電動バイクの中ではトップクラスの力強さ。出だしはEC-03より若干力強い位のトルクがあり、最高速はわからないものの、50km/hは軽々出そうな感じです。

ヤマハGEAR風の低重心車体でハンドリングも安定感がありました。

VITA(写真奥)

モータは上のCompaと同じとの事ですが、僅かながらこちらのほうがマイルドなトルクだと感じました(バッテリーの充電状態で変わってしまうようなレベル)。やはり急坂や最高速は判りませんが、EC-03に勝るとも劣らないパフォーマンスがあるように思います。

こちらのほうが若干高重心(シートが高い?)のか、ハンドリングは多少軽快志向かも。ただ、セルフステアの付き方が僅かに足りない気もしました。これはタイヤ空気圧で調整出来る位のレベルだと思いますが、セルフステアが過剰にせよ過小にせよ、割とはっきり舵角が決まってしまうタイプのような気がします。

細かい話ですが、このモデルは写真だとシート表皮の波打がちょっと目立ちます(オフィシャルサイトの写真もそう)。これは結構品質感を損ねます。一方現物は、ちゃんと確認したわけではありませんが、少なくともすごく目立ってしまうようなレベルではないので、もうちょっと写真を工夫されたほうがよろしいかと(^^

常磐産業

常盤産業denbamotorNOMELの隣にあった、同じくスクーターのブース。中々マトモなルックスです。

後ろに回ると、写真の通りインホイールモーターが巨大で、一体に何kWあるんだ?と思いきや、実は中にプラネタリギアが仕込まれていて2段変速だそうです。

これは中々面白そう。「試乗は出来るんですか?」と聞いてみたら、「明日試乗会をやってます」という模範的なお答え。初対面だし生真面目そうな人なので「ここでちょっと乗りたいんですけど」とは言えませんでした(^^

因みに、あとでこの会社のオフィシャルサイトを見てみたのですが、このスクーターのみならず、電動スクーターについて一切載ってません。ちゃんとチラシにもURLが載ってたのに一体何故?

サノモータース

佐野トライク社長の佐野さんもFacebook友達ですが、Twitterを始めた頃からの知り合いなので、一番付き合いが長いかも。と言ってもやはり初対面なんですがw でも今回は殆どお話する時間も無かったのが残念。

当初予定していなかった試乗を急遽出来るようにして頂いたそうですが、一般公開日は雨のため残念ながら乗れず。今にして思えば、前日にちょっと乘せてもらうべきでした。

このマシン、オフィシャルサイトの写真で見るとアジアンな手仕事風ですが、実物はもう少し精悍な感じでした(色のせい?)。他とは違い赤絨毯を敷いてるところも、プレミアム感を演出している?

東海チャレンジャー

東海崔レンジャーご存知、オーストラリアの世界ソーラーカーレースで、2回連続優勝を果たした東海大学のチャレンジャー。この個体は2009年に優勝したマシンそのものだそうです。

太陽電池は最大出力が1.8kWほどで、モーターの最大出力は5kWとの事。一見バッテリーを消耗しながら走りそうですが、実際には走行に必要な出力はかなり少ないようです。逆に100km/hくらいで巡航していないと、電力収支がプラスになって過充電でバッテリーを痛めてしまうそうです。

ボディーの下を覗くと、キャノピーのほぼ真下にリアホイールがあり、その前にドラーバーのお尻が来るそうです。ボデーの落ち込んだ部分は小さく、前の方は跳ね上がって翼のようなメイン形状と一体になります。

つまり、ドライバーは今のF1、あるいはマッサージチェアのように上体は寝そべって腰だけ落ち込み、足は跳ね上がった姿勢で運転します。慣れればそれほど苦痛ではないそうです。

ビニールハウスのようなキャビンですが、ウインドの前のごく小さな通気口から走行風を取り入れることにより、外気温とほぼ同じ室内温になるそうです。それでも、場所によっては外気温が40℃になるそうですから、滅茶苦茶過酷ですよね。

その他

エリーカ

エリーカやってきました超有名な慶応大学のエリーカ様!間近で見るのは初めてですが、ひとことで言うと低くて長い。キャビン内は幅が狭いながら前後長があるので、後席でも意外とゆったり。ただ、インパネなど内装がちゃちい。

試乗はおろかデモ走行もしない完全な展示物。搬入・搬出の際に偶々居合わせたら、走行シーンを見れたかな?

清水教授がインホイールモータありきの人なので、パワーアップすればするほどホイールが増えていく。クルマ全体として果たして効率的と言えるのか?

TGMY EV卑弥呼

EV卑弥呼今年の3月に、大阪府大のEVコンソーシアムでお目にかかった、光岡「卑弥呼」のエレクトリックコンバージョン。今回はボデイーサイドにゴールドのラインが入ったり、ボンネットの中も綺麗に架装されているように見えます。

ただ、航続距離が550kmと言っても、そりゃバッテリーを62kWhも積んだら走りまんがな・・・という感じですね。芦田さん自身「運転しにくい」と仰る長大なノーズに、リチウムポリマーを積めるだけ詰め込んで、正に走る電池。

淀川製作所 Meguru

あっぱれEV

メグルあっぱれEVプロジェクトとしてTVで有名になった、淀川製作所の和風EV Meguru。しかしこれは・・・乗り物としても、置物としても微妙・・・・

岡山産業高校 みらい

未来みらいキャビン世界一低いEVとしてギネスに認定されたというミライ。

座高が高い人は乗車禁止か?いや、太った人や体の硬い人もダメみたい。

みちのくトレード シャープシューター

みちのく最初はオリジナルデザインだと思っていましたが、実はフランスのエンジンバギーをEVにコンバートしたそうです。道理で日本男子にはペダルが遠いわけです。

この会社は、海外通販でよく見る黄色いLIBやモーターキット等を扱っています。このバッテリーパックはどれもAhが大きく電圧が小さい、つまり直列に何個も並べて使う4輪用なのですが、2輪用に高電圧/小Ahのパックは無いのか聞いたらないそうです。

因みにこの会社、「みちのく」というから東北の会社かと思いきや、実は神奈川の小田原にあるそうです。

クラタス(仮称)

ロボ

恐らくこのショーの呼び物として召喚されたであろうこのロボット兵器。しかし、公開日の雨天のせいか、このように荷台の上にへたばったまま、遂に一度も立ち上がることはありませんでした。いや、そもそも立てるのか?このロボ。

ULV 5号

マイクロ3輪謎これもかなり目立っていたマシン。名前も企業名も聞くのを忘れてましたがSONETさんが教えてくれて判明しました。早稲田環境研究所というところのULV(Ultra Lightweight Vehicle)というミニカーです。

魚の頭のように後ろをぶった切った独特のデザイン。短く高いプロポーションなのでこけてしまいそうですが、後ろに主翼と胴体と尾翼を取り付けて、プレーンカーにすれば似合いそう。

写真の通り、キャビン内部はアルミがむき出しのスパルタンな内装で、シートは駅のホームにあるやつではないですか!公開日に中に乗り込んでみたら、周囲に集まった観客にジロジロ見られてこっ恥ずかしい!

それはともかく、こうした一人乗りのキャビンって戦闘機みたいで好きですが、左右のAピラーがどちらも目の前に来るので、ちょっと閉塞感があるし視界的にも邪魔ですね。ドライバーの頭を取り囲むようなロールバー的なピラーだけにして、あとは全周グラスエリアにしたいです

懇親会

この日の終わりに、出店者の懇親会がありました。僕は予約していませんでしたが、1000円払えば参加できるとの事だったので参加することにしました。

因みに、NOMELの関係者も含め、ほとんどの方がスーツ姿。普段着は僕と、先程お話した東海大学の方位でしょうか。まあ浮いてるのは服装だけではない(僕の立場も微妙)ので気にしてませんがW

そんな中、見覚えのある自転車のイラストが書かれたジャンパーを着た方に声をかけました。実はこの会社、事前に出店企業のサイトを全部チェックして、その中で唯一意匠的に目を引くものだったのです。その名はエポヴェロ

サイトを見ての通り、モールトン風の美しいトラスフレームを持つ、ミニヴェロの電動アシストです。シートポスト真下にあるアシストモーターを迂回するように組まれた半円状のフレームも意匠上のポイントですが、想像通り強度的には厳しく、認証試験をクリアするために形状や溶接ポイントを何度も見なおしたそうです。

市販の電動アシスト自転車は殆どがママチャリベースなので、こうした高品位の製品があると良いとは思っていました。しかし、40万円という値段は超マニアの世界。しかも、自転車マニアというのはストイックな人たちなので、電動自転車なんかは邪道だと思っています。そんな中これを買う人は更に限られるでしょう。

因みに、会食メニューは冷めて脂っこいフライものとか焼きそばとかで、飲み物もあまり種類がなく、僕は飲みませんがアルコール類は別料金。とても1000円の元を取れるようなものではありませんでした。

豊田の夜

豊田市駅NOMELの皆さんは名古屋にホテル(健康ランド?)を予約されたそうですが、僕は独自に予約したのでその後は別行動です。

事前に会場に近いホテルを探したのですが、本当に広大な森の中なので、周りに何もありません。電車賃を含めリーズナブルなホテルを探して、どんどん範囲を広げていった結果、豊田市まで来ちゃいました。時間的には片道30分程度です。

三菱時代に隣の岡崎市に住んでいたので、何度か豊田市には侵入しましたが、豊田の駅前に来るのは多分初めてです。

僕の記憶にある豊田市は、田んぼや野原以外は全てトヨタの建物、という殺伐とした感じの場所でしたが、豊田の駅前は意外と普通の街でした。そこそこ小奇麗に整備され、よくある地方都市のように寂れた感じもない。岡崎市より良い感じです。

もっとも入った和食レストランのカウンター越しに、板前さん達が「プリウスのライン以外は皆残業ゼロだって」みたいな話をしているのが聞こえました。やはりこの街はトヨタで回っているんだなあ(^^

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