テスラ モデルS雑感

28 11月

関西にはテスラ・モータースのディーラーが無いので、実物を見たことすら無かったモデルSですが、この度西宮ガーデンズで展示/試乗会を行うと聞いて行ってみました。

試乗予約はWebからしておいたのですが、その前の週に近所に来たついでにガーデンズに寄ってみたら、もう展示会をやっているではないですか。早速チェックしたので、以下コメント付きの写真をご覧ください。

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という感じで、僕がクルマを見回ってたら、スタッフが「良かったらご試乗も出来ますよ」と声をかけてきました。「来週試乗予約しました」と僕が言うと、「変更でも構いませんよ。実は今日は予約が入ってないので直ぐ乗れます」とのこと。

そこで僕は暫く考えましたが、乗れる時に乗った方が良いと思って、その日に試乗することにしました。結局、予約した日は雨だったので、この日に乗って正解でした。

試乗インプレ

試乗コースは、ガーデンズの回り(街中)の一般道路を走るわけですが、15分程度の範囲では予想通り動力性能もハンドリングも試せるコースではありませんでした。なので、その範囲で感じた事を箇条書きしてみます。

  1. 回生ブレーキ(スタンダードモード)が結構効くので、殆どメカブレーキは使わないで済む。
  2. リーフなどはキーンというモーターかインバータの音がするがそれが全くない。高速域になるとそうした高周波音が出てくるらしいが、今日の速度域では走行中はほぼ無音。
  3. 一瞬のアクセルオープンで、何処まで加速するか判らないような、とてつもないポテンシャルを感じた。
  4. 交差点をゆっくり曲がっただけなので、ハンドリングは不明。敢えて言えば、空っぽノーズの割には軽快感は薄いか?また、パワステの設定なのかインフォメーションは希薄(その割に極太ハンドル)。
  5. 乗り心地も良くわからないが、アルミフレームや極太タイヤの割には硬さは無かった。反面、大型高級車のしっとり感みたいなものも無かった。
  6. ノーズはイメージほど長くないし、ハンドルもよく切れそうだけど、狭い路地を通ったので、巨体を取り回すシンドさはよくわかった。
  7. たまに外車に試乗すると、右ハンドルでもウインカーがハンドルの左にあるので、間違って右側のワイパーレバーを操作してしまうが、モデルSの右側にあるのはシフトレバーだからかなり危ない。

という訳で、走りについては殆ど判らずじまいですが、パワーはリーフと比較にならないほどあるのは確かでしょう。スタッフの話では0-100km/h加速は3.4秒で、現在のセダンの中では世界最速(加速)だそうです。3秒台というと、スーパーバイク並の加速ですね。

ハンドリングもよく解りませんが、フロントノーズがすっからかんの割には、FFのリーフと比べて特に回頭性が軽快とは感じませんでした。オーバーハング重量が殆ど無いとは言え、サイズ的にかなりデカイ(ホイールベースも長い)からですかね。

乗り心地も、2tもある重量とリアのエアスプリングの割にはしっとり感がないとも言えるし、高剛性アルミフレーム&巨大ホイールwith超扁平タイヤの割には硬さがないとも言えるかな。ハンドリングも乗り心地も、巨体の割には良くも悪くも淡白と言ったところでしょうか。

とにかく、試乗コースがしょぼすぎるのが返す返すも残念です。市街地それも、狭い路地がかなり含まれるので、モデルSの長所が判らないどころか、短所(デカくて取り回しが悪い)ばかり目立ってします。

構造とコンセプト

パッケージング的にはコンパクトなパワートレーンが印象的。モーター、インバーターそしてデフが左右の後輪の間にすっぽり収まっています。逆に、フロントアクスルはサスとステアリング以外何もなく、慣性モーメントは小さくなり、クラッシャブルゾーンも大きく取れます。僕が常々、EVはRRにすべきだと主張しているのは、このようにEVのメリットを最大限利用できるからです。

ただ、モデルSはリアのエアスプリング式ストラットがとても背高なため、アンダーフレームの低い位置から、荷重入力点であるアッパ-ブラケットまで、長々と剛性部材を伸ばさなければなりません(車体剛性的に不利)。

リアサスは元々マルチリンクであり、ストラット自体は不要なのですから、スプリング/ダンパユニットのレイアウトを工夫して、全体が低い位置に収まるようにして欲しかったです。

全体のコンセプトとしては、EVとしては保守的ながら、プレミアムスポーツサルーンとしてまとめたのは、営業戦略上は正解かも知れません。

電池の搭載量を出来るだけ節約し、コンパクトなティアドロップボディにした方が高効率なクルマになりますが、それだと航続距離が短いとか、安っぽいとか言われてしまいます。ならばいっそのこと、高コストでも電池を沢山詰め込んで、大きく豪華なクルマを高価格で出した方が、金持ちには訴求しやすいでしょう。

内装は、保守的な構造のインパネに、巨大なタッチスクリーンはちょっと不似合いな気がします。実際、多くのメニューでスクリーンは上下2分割されており、上半分のスクリーンだけで事足りると思います。まあ、初めて見た人が「おお、凄い!」と思ってしまうようなキャッチーさはありますが。

米国でのEV販売台数はリーフがトップで2880台/月となっていますが、モデルSが1650台/月で2位につけているそうです。EV全体の市場がマダマダ小さいとは言え、リーフの4倍くらい高価なモデルSが、リーフの6割近く売れているのは、大健闘と言えるのではないでしょうか?

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