日産リーフ寸評
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- カテゴリ: 量産EV
- 最終更新日 2011年6月05日(日曜)21:21
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今月発表された(メディア記事)日産のピュアEV「リーフ」について、とりあえずちょっかいを出してみます。
まず、私は一目見て「ティーダの外販をヌメヌメさせただけやんか」と思ってしまいました。 まあ、名前の通り葉っぱぽい形だし、見ようによっては初代プリウスを思い起こさせる、爽やかエコカー志向なんですが、電気自動車らしさがないんですよね。
理由は簡単、FFベースだから、ちゃんとボンネットがあるから。見た目だけじゃなく本当に前輪駆動(^^;それってEVの意味ないじゃん!と言いたくなります。EVたるもの、2重底構造みたいにして床下中央部にはバッテリー、リアアクスルにはモーターを搭載して後輪駆動というのが、基本的なレイアウトじゃないですかね。
これってもしかして、コンバートEVなんですか?なるほどそう言う事ですか、それじゃあ仕方ないですね。
それに比べると三菱i-MiEVはよくやりました。まるで最初からEVで設計したかのよう。いや実際そうなのかも知れません。RRのガソリン車なんて普通は作りませんもんね。実際売れてないから街で殆ど見かけません。よって、あの形はi-MiEVで初めて登場したと思ってる人が結構居ます。大成功です。
日産の場合、RRやMRのクルマなんてもうないですね。 だったらせめてノーズが短いワンボックスに近いクルマを・・・と思ってラインアップを見たけど適当なのがないですね。どうせなら次期マーチベースなんてどうでしょう?発売は来年なんだし、ダメですかね。
EV専用車を作れば良いのですが、専用プラットフォームを新たに立ち上げるなんて、コストカッターのゴーンさんからすると、もってのほかってところでしょうか。いやしかし、自動車の歴史の1ページを開けようと意気込むなら、もうちょっとなんとかならんものかと。

優秀なクルマ屋さんほど、今の形にこだわっちゃうのでしょうね!「クルマとはこういうものだ!」という枠にはまってしまうのでしょうか?今のままの形式だったら「我々がやっているコンバート」と変わらないわけで、クルマ屋さんの存在価値が下がってしまうとは考えないのでしょうか? 日本では、法律や社会的な姿勢があってなかなか思い切ったものは成功しない風潮ですが、EVの時代に入ると「欧米の勢い」が増してくるのではないでしょうか? 実はゴーンさんって案外保守的ですよね!
既存の自動車メーカの作るEVがコンバートEVみたいになってしまうのは、主にコストが理由でしょう。今時何処のメーカも部品共用化圧力はすさまじく、プラットフォームなんて1つの企業連合で4-5個に集約したいと思います。 なので、EVについては今の所コンバートで様子を見て、市場規模が拡大したら専用車両を導入しようという戦略なのではないでしょうか。 でも、そうこうしているうちに、米国などに次々と立ち上がっている、EV専用メーカに先を越されてしまうような気もします。
念のために言うと、日産自身はリーフのPFは独自のものだと言っています。(写真:http://corism.221616.com/articles/0000097804/) 確かに、バッテリー用のトレイのようなサブフレームにリジッドリアサスが付いていて、昔のようなフレーム構造になっています。しかし車体(プレス)部分については、基本的にはフロアパネルを浅くしただけで、特にフロントセクションは既存のFFコンポーネントを流用したい意図が見え見えです。 いっそ思い切って2重床構造のモノコックにすれば、軽量かつ高剛性に出来るのに。中途半端なキャリーオーバーほど、設計者にとって嫌な仕事はありません(手間が掛かる割りに機能的な見返りが少ない、ヘタするとコストダウンにもあまり繋がらない)。もっとも、今時そういう仕事が殆どなんでしょうが。